老後の介護費用はどのくらい必要?お金の平均額をお知らせします

介護費用といえば、どのようなことにお金がかかるのでしょうか。介護用ベッドや家のリフォームなどが1番初めに考えられますが、介護サービスを受ける場合には介護報酬の1割負担、医療が必要な場合は医療費なども介護費用に含めるべきでしょう。また、施設入居の場合は、介護保険負担とは別に入居費なども必要です。介護保険に関わるサービスを利用する場合、負担額は介護報酬の1割と言われていますが、介護期間が長引くほど支出は大きくなります。

在宅介護の平均額として必要となる費用は月額5万円程といわれています。この内訳として、介護報酬の自己負担分の他、医療費や生活費などが含まれます。介護保険の1ヶ月の利用限度額は決まっており、それを超えると全額自己負担になります。また要介護度が高まる程自己負担額は大きくなるため、介護の必要度合いや求める質によっては5万円以上の支出になることもあるでしょう。

月々の介護費用はわずかでも、介護期間が長くなると負担費用も積み重なります。介護期間の平均は5年1ヶ月といわれています。しかし、利用者の意識のあり方はもちろん、医療や介護技術の向上によって介護期間は今後伸びることが予想されます。介護期間が伸びることで介護度が上がる、その結果介護費用も更にかかるということも念頭に入れておきましょう。老後の暮らしやすさを求める場合や、自らの介護の質を高めたいという場合は、介護に至る前からの貯金なども必要になってくるでしょう。