定年後の働き方は、主にパートやアルバイトがほとんどです。その中でも、どんな職種が人気なのか気になります。現実に、シニアの求人が多い職種の1つが警備員です。ビルやスーパー、大型ショッピングモールなどの商業施設、工事現場、あるいはイベント会場などの警備や交通誘導などの求人ニーズが高く、年間を通して求人が多い職種です。
警備員として仕事をする場合、最初に警備の仕事に関連する法律を学ぶための基本教育と、実務研修をそれぞれ15時間ずつ受講します。導入教育はこれだけなので、やる気さえあれば比較的ハードルが低い職種です。警備員の仕事は、ほとんど立ちっぱなしなので、ある程度体力がないと務まりません。ですが、ルーティンワークのため、新しいことを覚える必要はあまりないでしょう。比較的安定した収入が見込めるのが魅力です。目立たない仕事ではありますが、人々の生活、安全を守る大切な仕事です。
施設管内の警備の場合は、開店閉店業務、スタッフや業者の出入り受付、巡回警備などが主な仕事です。仕事は室内ですし、しっかり休憩も取れます。駐車場や工事現場などでの交通誘導は、主に屋外での仕事での立ち仕事なので、夏や冬は特に体力を使います。そのぶん、日当が良いのが魅力です。年金だけでは老後の生活が不安だという方におすすめの仕事です。日当は地域や会社によって異なるので、高収入を得たいなら、複数の会社を比較して検討すると良いでしょう。